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今月の園だよりから
2024年度

青山学院幼稚園からの「園だより」をお届けします。

6月のおたより

園長より

朝、野の花門で立っていると、子どもが私に話しかけてくれます。話しかけられると、とても嬉しいのですが、子どもの言葉を聞き取るのには難しさを感じることもあります。しかし、ご家族や保育者は、子どもの話すカタコトの言葉を上手に理解します。それは、子どもと共に過ごし、子どもが何を伝えようとしているのかを想像し、子どもの気持ちに寄り添う姿勢がなせる業だと思います。ご家族や保育者が子どもの気持ちを理解し、温かく受け止めることで、子どもは安心して言葉を発することができます。

言葉は、単なるコミュニケーションの手段ではなく、人と人との心をつなぐ大切な道具です。特に、幼い子どもにとって、自分の気持ちや考えを表現する手段として言葉の修得は非常に重要です。思いやりに満ちた言葉を繰り返し聞くことで、子どもの心は豊かに育まれ、自信を持って自己表現ができるようになります。

母の日礼拝で、「お母さん大好きありがとう、ありがとう」「お母さんもあなたが大好きでたまらないの」と歌い合いました。とても温かい言葉です。心が癒される言葉です。みんなが笑顔になりました。これからも、子どもたちの言葉に耳を傾け、優しく温かい言葉をかけ続け、成長を見守ってまいりましょう。

神様は私たちを見守ってくださいますから、安心してください、大丈夫です。

「初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。」ヨハネによる福音書 1 : 1

5月のおたより

園長より

子どもの好きな遊びは子どもによってそれぞれですが、遊びを通して身体の発達や知識、技能の習得、そして観察力、記憶力、想像力と創造力、さらに表現力、思いやり、協調性などなど、多くの力が養われます。遊びは子どもにとって学びそのものです。幼稚園では子どもがしたいこと、見たいこと、聞きたいこと、知りたいこと、何々したいと思うことを大切にしています。古典の言葉では「ゆかし」です。子どもによっては、まだこの「ゆかし」が前面に出てこないこともありますが、自由にしたいことを楽しそうに遊ぶお友達を見ているうちに、まねてみようと思います。真似ること「まねぶ」が「学ぶ」の語源だといわれるゆえんです。じっと見ていて、聞いて学んでいます。一人ひとりそれぞれのペースで、学びを続けています。

先日、卒園生のお父様が、お孫さんに木のトラックをご自身で作ってプレゼントしたお話を伺いました。段ボールで作った船のおもちゃの写真も拝見しました。どうして上手におもちゃをつくれるのか伺ったところ、ご自身も父親におもちゃを作ってもらい、一緒につくっていたのだそうです。図面も引かずに、子どもが木工をするように作るとのことです。お孫さんは、作ってもらったトラックを抱いて寝ていたと嬉しそうに話しておられました。親と子が一緒に遊ぶことの楽しさ、何物にも代えがたい時間。愛にみちあふれた時は、子どもにとって最も大事な時だと感じました。

保育者やご家族の見守りの中で、子どもの主体的な遊びが生まれます。見守られている安心感が、新しい一歩を踏み出す力になります。

「しかし、イエスは言われた。『子どもたちをそのままにしておきなさい。私のところに来るのを妨げてはならない。天の国はこのような者たちのものである。』」マタイによる福音書19章14節

4月のおたより

園長より

今年は近年になく桜の開花が遅く、園庭のソメイヨシノも今年で最後になる花を園児に見てもらいたいと待っていたようです。青山キャンパスは桜が咲き欅の若葉が芽吹き一年で最も美しい時を迎えています。

青山学院は今年創立150周年を迎え、「響け、青学マインド。」のテーマのもとに多くの記念行事が計画されております。幼稚園も創立150周年記念の新園舎の工事も進み、9月からは新園舎に移ります。長年慣れ親しんできた園舎や園庭で過ごす、最後の時となります。子どもたちには、現園舎でおもいっきり自由に、のびのびと楽しく遊んでもらいたいと願っております。

子どもの世界は大人の世界の縮図です。楽しい時があれば、辛いこともあります。仲良くしていたと思えば、ケンカをしています。トラブルがあります、ケガもします。泣いて笑って全てが貴重な学びです。繰り返し失敗する中で少しずつ、しかし確実に成長します。先月高校1年生の幼稚園同窓会がありましたが、その成長ぶりに保育者は目を見張っていました。大丈夫です、長い目で見守ってください。

私ども教職員も、神様が特別に選んでくださった大切な一人ひとりであることを心に刻み、祈りつつ子どもたちの成長を助け、見守ってまいります。

「それゆえ、信仰と、希望と、愛、この三つは、いつまでも残ります。その中で最も大いなるものは、愛です。」コリントの信徒への手紙 一 第13章13節